大道芸人としてのあり方について考えてて。 | 葛西臨海公園にて - パフォーマーたっきんofficial HP

大道芸人としてのあり方について考えてて。 | 葛西臨海公園にて

ヘブンアーティスト@葛西臨海公園にて

大道芸人のパフォーマーたっきんです!

本日はヘブンアーティスト活動で、先週に引き続き
葛西臨海公園にてパフォーマンスでした。

気温28度、風4m超、日が出るとも〜〜暑い!!

やっぱり風があるといくらか体感下がりますが、
その分道具のコントロールが難しい……。

程よい天気ってなかなかないですねw

ショーレポート

14:00~15:00の枠内で1回だけ。

ヘブンアーティストの現場っていつも緊張するんですよねw

今日は新技、ラスト技含め、
ほぼほぼ1回で決まる絶好調DAY!!

ばっちばちだぜ!!

なんだか皆さんのゆったり見てくれてる感じが
すごい心地よかったなー。

良い一体感のあるショーができました^^

途中、園内放送でお車のハザードランプの案内があったんですが、
直感的にちびっこの自転車絡めた
ボケを思いついたものの
ちょうど良い位置に自転車が見当たらず断念。

こういう時の思考速度が
スーパーコンピューターレベル。ふふふ←

今度条件整ったらぶち込むんだ……
メモったぜ……

そんなこんなで、

お付き合いくださいました皆様、
ありがとうございました!!

最高に楽しかったー!!

大道芸人としてのあり方

今日はちょっとしたことに巻き込まれまして、
「大道芸人としてのあり方」ってなんだろう?と考えながらの帰路になりました。

大事なことだと思ったので、文字に残しておくことにします。

大道芸でお客様は何を見てるのか?

大道芸をやって14年になりますかね。
ずっと大道芸で生きてきて、いろんな経験も積んできて、
それなりの自分の「大道芸」ってものがあります。

その「大道芸」を通して、とても大事に考えているのが

「お客様は何を見ているのか?」

という点。

  • ショーの技術を見ているのか?
  • トークを楽しんでるのか?
  • 演出に感動しているのか?
  • 人柄を見ているのか?

もちろん見る場所、お客様によってそれぞれですが、
「人柄を見ている」お客様が多いようにぼくは感じています。

いろんな芸があって、
いろんな見せ方があって、
いろんな伝え方がありますが、

それらはツールであり、過程であって、

それらを通して、
その人を「応援したいか」を見ているんだろうなと感じています。

つまり、人柄を見ているのではないでしょうか。

人柄を評価されないと、ショーも評価されない

技術を見せたり、演出を見せたり、作り込んだものを届けるショーはまた別なんですが、
ぼくみたいなタイプのパフォーマーは

人柄を評価されない限り、ショーも評価されません。

20~30分程度のショーの間で、例えば

  • 道具が客席に突っ込むなど、危険なシーンが生んでしまう
  • 危険なミスに対しての対応の悪さ
  • 言葉遣い、立ち振る舞い

こういったところでお客様に不快感を与えるようなことがあれば、
その瞬間に評価されない結果になります。

どんなに素敵なショーをしても、
どんなに作り込んだ作品でも、

人柄がマイナス評価になった時点で、
もうそのショーは終わりなのかもしれません。

どうあるべきか、なんて思わないけど

どうあるべきか、という話ではないんですが、
でも「それは間違ってるよね」というのはたしかにある

人前に立つ人間として、清廉潔白であるべきだ、
なんて全く思いません。

でも、お客様に楽しんでいただきたくて大道芸をやってるのであれば、
なるべき像ってあるよねって思います。

目の前に楽しんでくださるお客様がいたら、
後ろのお客様には不快な思いをさせていいのか?

みんながそうなれって話でももちろんありません。
異種格闘技戦だからこそ面白いから。

ぼくはぼくのショーを通してみんなに楽しんでほしい。
不快な思いをさせたくない。
尖ることも大事なのかもしれないけど、
だれかを犠牲にして自分を満たすなんてのは
違うんじゃないのかね。

ちょっと頭の中がばらばらしてきたので
今日はこのへんで止めておきます。

99人を笑顔にできても、
1人を泣かせたり怒らせる大道芸人は間違ってるよ。

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