ショー中の”間延び”を解決する方法 - パフォーマーたっきんofficial HP
ショー中の”間延び”を解決する方法
お客様が離れる原因はここ
大道芸のショー内容って結構変化が激しいもの。
その変化の中で、
どうもお客さんが途中で帰ることが増えたなー
なんて思うことがままあります。
原因はいろいろあるかもしれませんが、
その中のひとつ。
”間延び”
自分ではテンポよくやっているつもりであっても、
お客様目線で見ると
「長いな。」
ってことがあったりします。
のんびりしたコンセプトのショーだったりであれば間違いありませんが、
例えば盛り上げ系のジャグリングショーだと
間延び感が続くとお客様は離れます。
(もちろん間延び感だけではないですが)
それを解消するのに、僕は
拍手のパターン
を考えて解決しています。
拍手のパターン
おおまかな拍手のパターンって2通りだと思っています。
細かく言えばもっとあると思うんですがw
① 瞬発的に拍手が起こる技
その技がきまった瞬間に起こる拍手がこれ。
例えば、僕がラストにやっている縦回転のジェノサイドという技。
▽技の成功判定
投げる→糸を引っ掛ける
▽拍手のタイミング
糸を引っ掛けた瞬間
現象(技)が起きてから成功するまでの時間が一瞬なので
拍手のタイミングが「ここ!」って分かりやすい。
溜めて溜めて拍手が起こる技
継続的にその現象を見せてからポイントで拍手が起こるもの。
7ボールや5クラブの最後のキャッチのとことか、
僕であればバランス芸のこれ。
▽技の成功判定
バランスをとる→ハットをかける
▽拍手のタイミング
ハットがかかった瞬間
現象が起こってから(バランスをとる)成功するまでの時間が長いため、
成功するまでの時間に溜まった拍手が最後にドカンとくるもの。
構成から考える
それを踏まえて。
「間延び感あるなー。」って時、おおよそ
「瞬発的な拍手」→「瞬発的な拍手」
「溜めた拍手」→「溜めた拍手」
と同じパターンが続いていることがあります。
同じパターンが演目の数だけ続くと、
ショーそのものが単調になってしまう。
これを打破する時にぼくが意識しているのが
「瞬発的な拍手」→「溜めた拍手」
「溜めた拍手」→「瞬発的な拍手」
と交互に組み替えてみるというもの。
例えば、
☑︎参考
例:「瞬発的な拍手」→「溜めた拍手」
・バルーンアート→ハイトス
例:「溜めた拍手」→「瞬発的な拍手」
・ローラーバランス+クラブジャグリング→ローラーバランス+糸が長いけん玉
こんなイメージ。
これはショー構成だけじゃなく、ルーティンの構成にも使えます。
ぼくのディアボロルーティンだと
足技の連続技(溜めた拍手)
↓
後ろに投げたディアボロを見ないで糸にひっかける技(瞬発的な拍手)
↓
スティックを離した連続技(溜めた拍手)
こんな感じ。
(先輩の構成を参考にさせていただきました)
大道芸にはいろんなショーがあるので、これが僕の正解で、誰かの不正解。
逆に誰かの正解は、ぼくの不正解と思うので参考までに。
間延びは自分ではわからない
ここまで「間延び」の解決方法について、
僕が考えている方法をまとめました。
ただそもそもとして、「間延びしていることに気付かない」ってことが往々にしてあります。
日頃から
- 誰かと同じ現場の時に聞いてみる
- 自分のショーを撮影して見てみる
- 演目ごとに分解して考えてみる
ことをやってみるといいかもしれません。
良いショーになれば、お客さんに喜んで、楽しんでもらえますからね。
良いショーにしたいけど、
ゴールは遥か先ですな〜〜。
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