大道芸を見る時のお願い ~小さなお子様を放置しないで~ - パフォーマーたっきんofficial HP
大道芸を見る時のお願い ~小さなお子様を放置しないで~
今日あったトラブル(初遭遇)
大道芸人、パフォーマーのたっきんです!
長く大道芸をやっていると、
ちらちら遭遇するシーン。
それが
「小さなお子様の単独行動」。
これって結構危険なことなので、その注意喚起とお願いを。
今日まさにそれがあったので(^^;
「遠巻きに」は見ていないのと一緒
よくあるシーンとしては
ショーが始まる時に既にお子様”だけ”が座っている。
親御様は遠くで椅子に座っていたり、食事中だったり。
「私たちここにいるから、見ておいで。」
とお子様だけにショーを見ておいでと促すパターンです。
僕も一児の親として、
そういったコンテンツがあれば子供に見てきてもらって、
その間は自分の自由時間を捻出…
なんて気持ち、すごくよく分かりますw
ただ、「遠巻きに」見ているという状況は
見ていないのと同じです。
どういった危険があるか?
僕としてはこの状況、「かなり危険」であると思います。
というのも、
- パフォーマンス中にお子様の乱入による予測不能の事故
(小さいお子様ほど動きが読めない) - 迷子の可能性
親御さんが近くにいない限り、迷子対応しなきゃいけない場合もある - 連れ去り
どの方が親御さんかわからない=違う大人が連れて行っても気付けない
などなど。
「小さなお子様を放置する」ことで起こりうるトラブルはたくさんあります。
どういった対処をするか?
そんな状況が目の前にあった場合、
そしてイベントでなくて、大道芸であった場合は
ショーを中止、中断
するしかありません。
安全にショーができないと判断するしかないので(^^;
イベント(出演料等が発生しているもの)の場合、
僕の判断でショーをやめることはできないので運営者さんに
ご判断、対応いただくしかないです。
中止、中断する場合は見てくださっているその他のお客様に
- 親御様が不明の小さなお子様がいること
- 再三アナウンスしているが事態が解消しないこと
- 安全なイベント運営ができないこと
をお伝えした上で、
頭を下げます。
果たしてこの対応が正解かは分かりませんが、
これ以上の最善の対応を模索しています。
間違った対応は?
こういった際に逆に”間違った対応”ってなんだろう?
僕の思うところでは
- ショーを継続すること
- スピーカーを通しての「親御様どこですかー?!」
- 親御様、お子様を責める
かなと思います。
ショーを継続すること
安全を無視してショーを続けることは言語道断です。
むしろお子様がエリア内にいる状況、
他のお客様もお子様に注意がいくのではないでしょうか。
安全にショーはできないし、
安心してショーを届けられないし、
何より、楽しんでもらえない状況じゃないかな。
スピーカーを通して「親御様どこですかー?!」
放置児がいるとわかってすぐぐらいであれば、
「親御さまいらっしゃいますか?」
のアナウンスは解決のためには必要なことだとは思います。
ただそれにも言葉選び、トーン、声量等、
細かい部分まで配慮が必要です。
怒り口調、強い語気は絶対に避けないといけません。
親御様、お子様を責める
放置児がいる状態から、親御様が来てくれたような場合。
ショーが中止になったことは伝えますが、
責めたり、怒ったりするのは違うと思うんです。
自分の中に押し込めておけ、ということではなくて、
- 困っていたこと
- 親御様が見つかって安心したこと
- 「この後も楽しんでください!」と気持ちよく送り出すこと。
この3つが大事のように思います。
ショーが中止・中断した場合、
演者としては落ち込んだり、怒りの気持ちが湧くのも分かります。
でも結果的に、それって現場のお客様を減らす行為であり、
自分の首を絞める、仲間の首を絞める行為にもなります。
お客様のご協力も必要
大道芸、パフォーマンスショーはお客様と演者が一緒に
「楽しい」を作っていくものだと考えています。
そこにはもちろんこちらの準備、配慮、実力も多分に作用しますが、
同時に
お客様のご協力がないと成立しません。
楽しんでいただくために、
たくさんの準備と練習をして、
考えを巡らせて場に立っています。
それが意図せぬ形で崩れてしまうのは
悲しいです。
一緒に楽しんでいただくため、
全力を届けるため、
声が届いているのであれば、ご協力を、
お願い致します。